ショートカットキー10選：Excel初心者の作業効率をアップ！
Excelは、日々の業務に欠かせない定番ツール。しかし、「操作が複雑で時間がかかる…」と感じたことはありませんか？特に初心者のうちはマウス操作に頼りがちで、思うように作業が進まないことも多いものです。そこで活用したいのが 「ショートカットキー」。キーボード操作を使いこなせば、作業が驚くほどスムーズになるだけでなく、時間短縮やミスの防止にもつながります。
本記事では、Excel初心者でも今すぐ使えるショートカットキーを10個厳選してご紹介。ただの時短テクニックにとどまらず、「仕事の質を上げるスキル」として、ぜひ取り入れてみてください！
ショートカットを使うメリット
ショートカットキーを使うことで、Excelでの作業効率は飛躍的に向上します。たとえば、コピーや貼り付けの操作をマウスで行う場合、以下のような手順が必要になります：
- コピーしたいセルを選択
- 右クリックしてメニューを開く
- 「コピー」や「貼り付け」をクリックする
または、画面上部のリボンから「ホーム」タブを選んでボタンをクリックする方法もありますが、いずれもマウスでの移動が多く、操作に時間がかかるのが実情です。
一方、ショートカットキーを使えば、キーボードだけでこれらの操作を一瞬で実行可能。
Ctrl + C（コピー）→ Ctrl + V（貼り付け）
マウスの移動が不要になり、手間も時間も大幅に削減できます。最初は慣れないかもしれませんが、よく使う操作から少しずつ取り入れていくことで、着実に操作のスピードと精度がアップします。
初心者こそ、早いうちにショートカットを覚えよう
Excelを使い始めたばかりの初心者にこそ、ショートカットの活用をおすすめします。理由はシンプルで、「最初に覚えた操作の癖が、のちの作業効率を左右する」からです。
マウス中心の操作が習慣になると、非効率な手順が癖になります。逆に、ショートカットを早い段階で覚えれば、自然と効率的なスタイルが身につきます。さらに、キーボード操作に慣れることで、Excelだけでなく、WordやPowerPointなど他のツールでも同じスキルが活きるため、パソコン全体の操作レベルもアップします。
ショートカットは、まさに「知っている人だけが得をする」便利なツールです。だからこそ、初心者のうちから意識的に取り入れることで、将来の成長に大きな差が生まれます。
Excelでのショートカットキー10選
ここからは、実際に使える便利なショートカットを10個ご紹介します。まずは、よく使うものから試してみましょう。
1. Ctrl + C / Ctrl + V （コピー＆ペースト）
- コピー：Ctrl + C
- 貼り付け：Ctrl + V
もっとも基本的な操作の一つ。コピーしたいセルを選んで Ctrl + C、貼り付けたい場所で Ctrl + V を押すだけ。マウスよりも圧倒的に早く、ミスも減ります。
2. Ctrl + Z / Ctrl + Y （元に戻す＆やり直し）
- 元に戻す：Ctrl + Z
- やり直し：Ctrl + Y
操作ミスのリカバリーに欠かせないショートカット。Ctrl + Zで一手前に戻り、Ctrl + Yで元に戻した操作をやり直すことが可能です。編集中の安心感がぐっと高まります。
3. Ctrl + S （保存）
- 保存：Ctrl + S
こまめな保存はトラブル防止の基本。作業の節目ごとに Ctrl + S を押しておけば、突然のフリーズにも慌てずに済みます。
4. F12 （名前を付けて保存）
- 名前を付けて保存：F12
元のファイルを残しつつ、新しいファイルを作成したいときに便利です。
5. Ctrl + A （すべて選択）
- すべて選択：Ctrl + A
現在のデータ範囲やシート全体を一括選択。大量のセルを一気に編集・削除したいときに役立ちます。
6. Alt + = （自動合計）
- 自動合計：Alt + =
数値の合計を出したいセルでこのショートカットを使うと、すぐ上の数値範囲を自動で判断して、合計する数式を入力してくれます。関数入力の手間が省けて便利です。
7. Alt ＋ I、C / Alt ＋ I、R（列/行を挿入する）
- 列を挿入：Alt + I、C
- 行を挿入：Alt + I、R
データの途中に新しい行や列を追加したいときに使えるショートカット。
8. Ctrl + Shift + L （フィルター設定）
- フィルター設定：Ctrl + Shift + L
データを絞り込みたいときに便利。表の見やすさが格段にアップします。
9. Ctrl + B / Ctrl + I / Ctrl + U （太字、斜体、下線）
- 太字：Ctrl + B
- 斜体：Ctrl + I
- 下線：Ctrl + U
見出しや強調したい部分をすばやく装飾。セル内の文字にも適用できるため、レポートやプレゼン資料作成にも活用できます。
10. Ctrl + P （印刷）
- 印刷：Ctrl + P
印刷画面をすぐに呼び出せる便利なショートカット。紙資料を使うときも、メニューをたどる必要がなく効率的です。
Excelのショートカットキーを覚えるコツ
Excelのショートカットキーを効率よく覚える最大のポイントは、「覚えてから使う」ではなく、「使いながら覚える」ことです。たとえば、「コピー」や「保存」といった、日頃よく使う操作から1つ選び、そのショートカットを調べてみましょう。最初は慣れないかもしれませんが、実際に使ってみることで、自然と指が覚えていきます。
覚えやすくする3つのコツ：
- 手元にメモを置く：ショートカットを紙に書いてモニターの横に貼っておけば、すぐ確認できて安心です。
- 英単語と結びつける：「Ctrl + C」は「Copy」、「Ctrl + P」は「Print」など、意味とセットで覚えると記憶に残りやすくなります。
- 1日1つのペースでOK：一度にたくさん覚えようとすると挫折しがちになります。無理のないペースで、少しずつ増やしていくのがポイントです。
使うたびに「操作がちょっとラクになった」と感じられるはずです。ショートカットを活用する習慣は、日々の業務全体のスピードアップにも直結します。
まとめ
Excelのショートカットキーは、誰でもすぐに始められる作業効率アップの第一歩です。今回ご紹介した10個のショートカットは、どれも基本的で、初心者の方にもぴったりの内容です。
「Ctrl + C」や「Ctrl + V」など、すでに耳にしたことのあるものから試してみてください。そして、「覚えてから使う」ではなく、「使いながら自然と覚える」ことを意識しましょう。毎日使うExcelだからこそ、ちょっとした効率化の積み重ねが、大きな成果につながります。 まずは今日、よく使う操作を1つ決めて、そのショートカットを試してみることから始めてみてください。ショートカットキーを味方につけて、Excel作業をより快適でスマートなものにしていきましょう。