エクセル活用術 – グループ化と非表示でデータをクリーンに整理

2026-04-16
2023-09-05
エクセル活用術 - 非表示・折り畳み・グループ化でデータをクリーンに整理

「この売上表、100行もあってスクロールが大変…」
「詳細データは残したいけど、今は合計だけ見たいのに」
そんな悩み、ありませんか?

Excelで大量のデータを扱っていると、必要な情報を探すだけで時間がかかってしまいます。でも、「グループ化」機能を使えば、ワンクリックで行や列を折りたたんで、見たい部分だけをスッキリ表示できるんです。

この記事では、グループ化の基本操作から仕事で差がつく活用法まで、初めての方でもすぐに使えるようわかりやすく解説します。

※ こちらの音声は、Google NotebookLM によって AI が生成したものです。そのため、発音や内容が正確でない場合があります。

エクセルのグループ化機能とは

エクセル活用術 - 非表示・折り畳み・グループ化でデータをクリーンに整理

グループ化は、複数の行や列をまとめて、折りたたんだり展開したりできる機能です。「アウトライン機能」とも呼ばれます。

特に大量のデータを取り扱う際に非常に便利です。データをグループ化することで、必要な行や列だけを表示したり非表示にしたりできるため、データの管理が格段に容易になります。

ユースケース:

  • 売上表の管理
    月別の詳細データを折りたたんで、四半期や年間の合計だけを表示。必要なときだけ詳細を確認できます。
  • 損益計算書の確認
    詳しい勘定科目は普段は隠しておいて、売上総利益や営業利益など主要な項目だけをチェック。
  • プロジェクト管理
    完了したタスクを折りたたんで、今進行中の作業だけに集中できます。
  • 印刷の最適化
    詳細データは折りたたんだまま印刷すれば、要約版が簡単に作れます。10ページの資料が2ページにまとまることも。

グループ化と「非表示」の違い

Excelには行や列を隠す「非表示」機能もありますが、グループ化には大きな違いがあります。

グループ化の良いところ

  • 折りたたみボタン(+/-)が表示されるので、隠れたデータがあることが一目でわかる
  • ワンクリックで展開・折りたたみを切り替えられる
  • 複数のグループを個別に管理できる

非表示の問題点

  • 隠れていることに気づきにくい
  • 再表示の操作が面倒
  • どこが隠れているのか確認しづらい

頻繁に表示・非表示を切り替える場合は、グループ化の方がずっと便利となります。

グループ化の基本操作

以下では、エクセルで行や列をグループ化する手順を3つのステップで説明します。

  1. グループ化したい行を選択
    行番号をクリックして、複数行を選択します
    例:9行目から15行目までをグループ化する場合、行番号「9」をクリックして「15」までドラッグ
エクセルのグループ化手順1
  1. 「データ」タブを開く
    画面上部のリボンメニューから「データ」タブをクリック
  1. 「グループ化」をクリック
  • 「アウトライン」という項目の中にある「グループ化」ボタンを押す
  • ドロップダウンメニューが出たら「グループ化」を選択
エクセルのグループ化手順2
  1. 折りたたみボタンが表示される
  • 選択した行の左側に「-」ボタンと縦線が表示されます
  • この「-」ボタンをクリックすると、行が折りたたまれて「+」ボタンに変わります
  • もう一度「+」ボタンを押せば、また展開されます
エクセルのグループ化手順3

※列も同じ手順でグループ化できます。

  1. グループ化したい列を選択(列記号A、B、Cなどをクリック)
  2. 「データ」タブ → 「グループ化」
  3. 列の上部に折りたたみボタンが表示されます

列のグループ化は、計算用の補助列を隠したいときなどに便利です。

ショートカットキーで時短

慣れてきたら、ショートカットキーを使うともっと速く操作できます。

Windows

  • グループ化:Shift + Alt + →(右矢印)
  • グループ解除:Shift + Alt + ←(左矢印)

Mac

  • グループ化:Command + Shift + K
  • グループ解除:Command + Shift + J

複数のグループを作るときは、ショートカットの方が圧倒的に速いですよ。

複数のグループを作成する方法

別々のセクションを個別にグループ化することもできます。
上述の「行や列をグループ化する方法」を繰り返すことで、複数のグループを作成できます。

注意点:隣接する行には別々のグループを設定できません。最低1行の間隔(小計行など)が必要です。

  1. グループ化したい行を選択
    行番号をクリックして、複数行を選択します
エクセルの複数のグループ化手順1
  1. 「データ」タブを開く
    画面上部のリボンメニューから「データ」タブをクリック
  1. 「グループ化」をクリック
  • Windowsのグループ化するショートカット [ alt ] + [ shift ] + [ → ]
  • Macのグループ化するショートカット [ command ] + [ shift ] + [ K ]
エクセルの複数のグループ化手順2
  1. グループ化したい行を選択(もう一度)
    別にグループ化したい行全体を選択します。
エクセルの複数のグループ化手順3
  1. 左端に「-」のアイコンが2つ現れたら完了
    グループ化された行の左端には、ラインが引かれ、2つの「-」アイコンが表示されたら、グループ化が完了したことを示します。
エクセルの複数のグループ化手順5

この階層構造を使えば、経営層には要約、担当者には詳細というように、見せ方を瞬時に切り替えられます。

印刷時の活用法

グループ化の便利な使い方の1つが、印刷時の活用です。
シーン:詳細データ入りの100行の売上表を、要約版で印刷したい

やり方

  1. 詳細データ部分をグループ化しておく
  2. 印刷前に、すべてのグループを折りたたむ(レベル1ボタンをクリック)
  3. そのまま印刷実行

折りたたまれた部分は印刷されないので、要約版だけがプリントアウトされます。元データはそのまま残っているので、後で詳細も確認できます。

グループ化を解除する方法

グループ化が不要になったら、簡単に解除できます。

個別に解除

  1. グループ化されている行または列を選択
エクセルのグループ化を解除する:手順1
  1. 「データ」タブ → 「グループ解除」をクリック
エクセルのグループ化を解除する:手順2
  • Windowsのグループ化を解除するショートカット  [ alt ] + [ shift ] + [ ← ]
  • Macのグループ化するショートカット       [ command ] + [ shift ] + [ J ]

すべてのグループを一括解除

複数のグループをまとめて解除したいときは:

  1. シート全体を選択(Ctrl + A
  2. 「データ」タブ → 「グループ解除」 → 「アウトラインのクリア」

注意:グループが折りたたまれた状態で解除すると、行や列が「非表示」のまま残ってしまいます。解除する前に、すべて展開しておくのがおすすめです。

図形をグループ化する方法

エクセルでは、列や行だけでなく、図形をまとめてグループ化することができます。それぞれの図形を1つのグループとしてまとめることで、別の図形として一括管理できます。

  1. グループ化したい図形を全て選択する
    グループ化したい図形を選択します。複数の図形を選択する場合は、Ctrlキーを押しながら各図形をクリックします。
エクセル図形のグループ化:手順1
  1. 「図形」タブから「グループ化」をクリックする
    図形が選択された状態で、画面上部の「図形の書式」タブをクリックし、「グループ化」を選択します。
エクセル図形のグループ化:手順2
  1. 図形を囲んでいた枠が1つに変化したら完了
    図形ごとに表示されていた枠が変化し、選択した図形全体を囲む1つの枠に変わると、グループ化が完了したことを示します。
エクセル図形のグループ化:手順3
  1. 図形のグループ化を解除する
    グループ化を解除する場合は、該当の図形を選択した後「図形の書式」タブをクリックし、「グループ化」を選択し「グループ解除」をクリックします。
エクセル図形のグループ化:手順4

エクセルの非表示とは

エクセル活用術 - 非表示・折り畳み・グループ化でデータをクリーンに整理

エクセルの非表示機能は、特定の行や列、シートを一時的に隠す方法です。再度表示することを再表示と呼びます。

例えば、多くの項目を含む表の中から、不要な行や列を一時的に非表示にすることで、見やすくシンプルな表示を実現し、作業効率を向上させることができます。また、作業が終了したら非表示にした部分を「再表示」することで、元の表に戻すことができます。

行や列を「非表示」または「再表示」する方法

特定の行や列を非表示にしたり、再表示したりする手順を4つのステップで説明します。
以下の手順は列に対するものですが、行に対しても同様に適用できます。

  1. 非表示にしたい列(または行)を範囲選択する
    該当する列番号(上部のアルファベット部分)をクリックし、そのままドラッグして非表示にしたい列を全て範囲指定します。
エクセル非表示・再表示:手順1
  1. 右クリックして「非表示」を選択する
    範囲指定された状態で右クリックし、メニューから「非表示」を選択します。これにより、選択した列が非表示になります。
エクセル非表示・再表示:手順2
  • Windowsのを非表示するショートカット  [ ctrl ] + [ 9 ]
  • Windowsのを非表示するショートカット  [ ctrl ] + [ 0 ]
  • Macのを非表示するショートカット     [ command ] + [ 9 ]
  • Macのを非表示するショートカット     [ command ] + [ 0 ]
  1. 表示したい列を範囲指定する
    非表示になっている部分の両脇を範囲指定します。
    列番号の間が二重線で表示されている場所に、非表示にした列が隠れています。この部分をまたいで左右の列を選択します。
エクセル非表示・再表示:手順3
  1. 右クリックして「再表示」を選択する
    範囲が指定された状態で右クリックし、メニューから「再表示」を選択します。これにより、非表示にした列が再び表示され、操作が完了します。
エクセル非表示・再表示:手順3
  • Windowsのを再表示するショートカット  [ ctrl ] + [ shift] +  [ 9 ]
  • Windowsのを再表示するショートカット  [ ctrl ] + [ shift] +  [ 0 ]
  • Macのを再表示するショートカット     [ command ] + [ shift] +  [ 9 ]
  • Macのを再表示するショートカット     [ command ] + [ shift] +  [ 0 ]

エクセルの非表示をお勧めしない3つの理由

エクセルの非表示機能は、一部の場面では便利ですが、あまりお勧めできない機能もあります。非表示にした項目が見えなくなるため、トラブルの原因となる可能性があったり、再表示の手順が面倒だったりします。

1. 非表示にしている箇所がわかりにくい

非表示機能を使用した場合、その箇所は通常の表示と比べてわかりにくくなります。
行や列が非表示になると、行番号または列番号の間が二重線で表示されますが、非表示箇所を一目で識別するのは難しいことがあります。
このため、非表示になっている部分を見落とす可能性が高まります。

2. 資料全体でどのような計算がされているのか把握しにくい

非表示にされた部分に計算やデータが含まれている場合、他の人がその資料を利用する際に計算内容やデータの全体像を把握しにくくなります。特に他の人が資料を閲覧したり編集したりする場合、非表示にされた部分が見逃される可能性があり、計算エラーや情報の不足などのトラブルが生じる可能性があります。

3. 再表示の手順が面倒

非表示になった部分を再表示するためには、2つ以上のステップが必要です。非表示部分をまたいで行または列を選択し、右クリックして再表示を選択する必要があります。また、一部のパソコンではショートカットキーを使用することもできますが、それを覚えたり、使いこなすのに時間がかかることもあります。

非表示部分を再表示する手間や操作の複雑さは、エクセルを使い慣れていない人にとっては特に問題となります。

したがって、非表示機能を使用する際には注意が必要であり、非表示にする必要がある場合でも、その理由と再表示方法を関係者と共有することが重要です。

「エクセルの 非表示」の代替

エクセルの非表示機能は、使いどころを誤ると問題を引き起こすことがあります。しかし、不要な行や列を一時的に隠す必要がある場合でも、表全体を把握しやすくする方法があります。それが、グループ化を利用して折り畳んだり表示したりする方法です。

行をグループ化すると、左側に「-」マークが表示されます。列をグループ化する場合は、上部にラインが表示されます。この「-」マークをクリックすると、グループ化された部分が折り畳まれて非表示になり、「-」マークは「+」に変化します。再表示したいときは、「+」をクリックするだけで折り畳んだ部分が表示されます。

この方法を利用すれば、非表示にしてある場合でも左側に「+」が表示されているため、非表示箇所が一目で確認できます。また、ワンクリックで再表示できるため、表全体を効率的に把握することができます。

エクセルの非表示機能に比べて、「グループ化して不要な行や列を折り畳む方法」を使用すると、ミスを減らし、作業効率を向上させることができます。

まとめ

エクセルのグループ化は、複数のデータをまとめて扱いやすくするための便利な方法です。これを行や列だけでなく図形にも活用できます。データを乱立させずにグループ化すれば、必要に応じてワンクリックで非表示にすることができます。不要なデータを非表示にすることで、データ分析を効率的に行い、人為的なミスを防ぐのに役立ちます。一方、エクセルには非表示機能も存在しますが、データをチームで共有・管理する場合には注意が必要です。
非表示にした箇所が見つけにくかったり、再表示手順が煩雑だったりといったデメリットがあり、非表示・再表示を頻繁に行う場合には適していないことがあります。

どちらも行や列を「非表示」にする方法ですが、その特性を理解し、具体的なケースに合わせて最適な方法を選択することが重要です。

カテゴリー
コラム
タグ
ページトップへ